教習所物語

車で全国を回る路上販売員?阿部玲児(武田鉄矢)は、飲酒運転の常習犯で免許取り消し状態になった。仕事を早く再開するために阿部は「日本一早く取れる合宿免許!」を売りにしている“辰巳自動車教習所”を訪れる。しかし、阿部が入所したその日は、小鳥遊(たかなし)美幸(水前寺清子)が特別講習コースの指導教官を始める日でもあった。甘すぎる指導で公認取り消しのピンチとなった辰巳教習所を立て直すべく、元所長の佐倉(植木等)が小鳥遊を招いたのだ。夫を交通事故で亡くし、交通事故がゼロになることを切に願っている小鳥遊のモットーは「運転とは技術。技術は厳しさでしか伝わらない。」ということ。そんな小鳥遊の登場によって、なんと辰巳自動車教習所は「日本一免許を取るのが難しい教習所」へと変貌しようとしていた。そんな中で、阿部と同じく宣伝文句につられて入所してきた来栖昇(谷啓)、時庭譲(益岡徹)、板東丈二(山崎銀之丞)、ジャスミン?チャン(ジェニー?チャン)らは入所後の適性検査の結果、特別講習コースの「小鳥遊クラス」第1期生となってしまう。しばらくして鬼教官?小鳥遊の指導による特別講習「小鳥遊クラス」が始動。2週間の楽しい合宿で免許が取れると思っていた教習生達の前に、険しく厳しい教習生活が幕を開けた。